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UBC編入体験記: Final Episode

遂に手にしたUBC合格-コミカレから合格した筆者の成績を大公開!ーこんな成績でも入れちゃうの?!

 前回までのあらすじ

みなさんこんにちは。UBCのカガワです。最近日本でのインターンが終わりまして、その関係でなかなかブログを更新できずにいました。本当はこのブログもとっくの昔に投稿する予定でしたが、もう9月になってしまいました。

このブログを楽しみにしている人?ーまだいないか(笑)、すみませんでした。これからはなるべく定期的に更新できるように頑張ります。そんなわけで前回まではコミカレに関する情報を僕の私見を踏まえて紹介させて頂いたわけですが、今回は僕が実際にコミカレ時代に取っていた科目と成績を公開したいと思います(あんまり成績よろしくないんで本当は公開したくありません笑)。

 

僕が履修した科目とその成績

僕がDouglas Collegeで履修した科目とその成績をざっと公開したいと思います。

Douglas では51単位を5セメスター(20か月間)かけて履修しました。ちなみにDouglas College では成績がF(Fail)からA+まであり数値にすると0から4.33までになります。http://www.douglascollege.ca/programs-courses/general-information/grading 

このリンク先にもあるように例えばBをとったらコース達成率75パーセント以上80パーセント未満、GPA3、B+をとると達成率80パーセント以上85パーセント未満、GPA3.33となり達成率では5パーセント、GPAでは0.33点ごとに区切られていました。これはあくまでDouglas Collegeの基準なので(Collegeではこの区切りのシステムが多いようですが)、学校によって仕組みが異なります(UBCはGPA4点満点)。それでも大体GPAだと4点満点周辺が多いのでそこまで差はないかと思います。それでは私の恥ずかしい成績を自分への戒めの意味も含め公開します!、、、

1st Semester
  • ECON 1101 (カナダ版入門経済)grade C
  • POLI 1101 (入門政治学 introduction to Political Science) grade C+
  • SOCI 1125 (社会学入門 Social Processes) grade B
  • HIST 1103 (世界史1900-1945年 World History,1900-1945) grade UN(笑)

GPA: 2.44

2nd Semester 
  • ECON 1250 (マクロ経済学入門 Principle of Macroeconomics ) grade B-
  • HIST1103 (上記のと同じ、再履修 )grade C+
  • Math 1160 (統計学入門 Intro to Statistics) grade B
  • POLI 1103 (国際政治入門 Intro to World Politics) grade B+

GPA: 2.83

 3rd Semester 
  • GEOG 1100 (人文地理学入門 Intro to Human Geography) grade B+
  • HIST 1104 (世界史 1945年以降 World History Since 1945) grade A-
  • POLI 1101 (Intro to PoliticalScience) grade W*1

GPA :3.50 

4th Semester 
  • ECON 1150 (ミクロ経済入門 Principles of Microeconomics) grade B+
  • GEOG 1101 (天気と気候 Weather&Climate) grade B-
  • MODL 1191 (入門中国語 1 Basic Chinese I) grade A+
  • POLI 2203 (現代政治情勢 Current International Issues) grade B

GPA: 3.28

5th Semester 
  • ECON 2460 (環境経済学 Environmental Economics) grade B
  • ENGL 1130 (アカデミックライティング Academic Writing) grade B
  • MODL 1192 (入門中国語2 Basic Chinese II ) grade A+
  • POLI 2209 (アメリカ政府、政治入門 Intro to US Govt&Politics) grade B+

GPA: 3.41

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まあこうやって見てみますと最初のセメスターが壊滅していたことがお分かりかと思います笑。しかもUNとか免許でいうとかなりやばい減点も食らっています(UNとは要はクラスのコースのほとんどが出来なかった落ちこぼれの中の落ちこぼれが取るグレードです。まあ色々あるんですが、要は単位を落としました。笑)

 その前にUBCへの編入条件は?-最初に失敗してもチャンスは十分ある!

その前にまずはUBCに編入するのには?どれくらいのGPA(成績)が必要なの?というご質問があると思いますので、簡単にご説明致します。大体コミカレからの編入の場合単位数は最低で24単位、最高で60単位の間で、GPAが3以上というのが大体の必項条件かと思われます。ただ自分の志望するプログラムによって条件が違うことをご留意ください。

Post-Secondary Admissions Requirements(コミカレからUBCへの編入条件)

Admission requirements for post-secondary students in Canada - UBC | Undergraduate Programs and Admissions(カナダのコミカレからUBCへの編入時必要な最低限の成績)

まとめますとUBCへの編入は最低でもGPA3、単位数24(8コース)は必要になります。

ただ、一つ僕みたいに最初のセメスターしくじった人には救済処置的な?決まりがあって30単位以上コミカレで受講した場合、一番直近のセメスターから遡って30単位の成績で合否を判断するので、一番直近の成績が評価される仕組みです。ですから僕みたいに最初のセメスターが散々な成績でも最終的にはUBCに入ることができました。 

次にコミカレでの5セメスターの期間を通して僕自身が学んだこと、またこうしておけばよかったことなどを心得として箇条書きにしたいと思います。題して編入への心得!

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合格の通知がHPにアップデート、真夜中に見たので、嬉しくてはしゃいだというよりはホッとした。

編入への心得

最初のセメスターで無理をするな!

これは僕の成績を見てからもお分かりかと思いますが、最初のセメスターで自分の興味や勘だけに頼ってコースを決めると悲惨な結果になります。僕の場合は最初のセメスターで自分の興味のありそうなものをとりあえず揃えて履修した結果、散々な結果になってしまいました。どのコースもいわゆるド文系な科目で、読む、書く、話す、聞くという英語の技能が揃っていないとついていくのが大変なレベルのものばかりでした。さらに周りは英語がネイティヴの子たちばかりなのでそれに対する負い目も日に日に増していきました。やはり当然ですが、現地の学生に向けた発信型の授業の場合ついていくだけでも大変です。ですから、最初にうちは履修科目は2教科から3教科に抑えてまずは現地の授業スタイルに慣れていくことを目的にした方が良いかもしれません。じゃあどのようにコースマネージメントをすれば良いでしょうか?

英語力がなくても成績がとれるクラスを取れ! 

これは僕がDouglas時代の3セメスター目にようやく気付いたことですが、英語圏の大学レベルでも最低限の英語力で良い成績が取れてしまう科目も存在します。それは中国語、スペイン語などのいわゆる第二外国語系クラス、微分・積分、統計学入門コースなどの大学1,2年レベルの数学系科目です。著者は文系なので理数系で手が出せる科目は能力的に狭いですが、理数系が得意な方はそちらの方をガンガン取っていただいて構わないです。そして第二外国語の初級レベルのコース。これははっきり言って誰でもA取れます!僕は中国語の初級コースをDouglas時代二つ取りましたが、ほとんど英語を使わずかといって優しい中国語だけなのでラクショー?でA+を取れました。ただそういったラクショーの科目ばかり取って成績を上げてもあまり意味はありません。志望校の大学も個人個人がどんな科目を取っていたのかその成績とともに当然チェックします。中にはAなどの好成績が取れなくとも、Bなどの成績を取っていれば評価してもらえる科目も多数存在します。要は難しい科目と簡単な科目をうまく混ぜ合わせてコースプランニングをするべきという結論に至ります。

結局のところ最後はメンタル!ー上手くいかないときでも自分を信じろ!

編入の心得1.2で長々と自分が思うアドバイスをさせて頂きましたが、最終的には自分自身の気持ちの強さに帰着すると思います。僕自身最終的に志望校に編入できた要因は最後まで自分はもっとできる!と思い続けていたからだと思います。どんなに上手くいかないときでも「自分はもっと評価されてしかるべきだ、このヤロー!」とある意味傲慢な態度を自分の中で持ち続けていました。もちろん、上手くいっている時には自分を戒める態度が必要ですけど、実際上手くことが運ばないことが多かった自分にとっては無理にでも強気でいるふり?をするメンタルは留学生活全体を通しても役に立ったかと思います。

編入を達成した今ーNow what? 

こうして振り返ってみるとUBCに行くんだ!という気持ちが僕の今までの留学生活を支える 原動力になっていたと思います。しかも語学学校のELI時代では実際にUBCのキャンパスに通っていたので、UBCへの思い入れも強かったと思います。僕自身コミカレを通しての志望校への進学、編入という形でしたが、結果的には良かったなあと感じていて、仮に高校からストレートでUBCに入れたとしても、そのレベルの高さに圧倒されていたと思います。ですからカレッジを通して編入できたことでスムーズなステップアップを果たせたと思います。サッカーで例えるなら、いきなりビッククラブに入って苦しむよりも、中堅クラブに移籍してから力をつけて、ビッククラブに再度チャレンジするといったところでしょうか?(もちろんいきなりビッククラブに入って大活躍するプレーヤーも多いですが)

 

編入を達成した今はまた新たな目標に向けて頑張らなければと身が引き締まる想いです。今まではUBCに行くんだというモチベーションだけでやり通せましたが、今後は自分の専門性を磨きつつ、自分の分野に対して自信が持てるようになるまで勉強しなければいけません。UBCという最高の環境を生かして今後より成長できるように頑張ります。

 

最後にこの編入記を通して、読者の皆様には進学に対するオプションは意外に豊富にあるんだよということに気づいて頂ければ幸いです。海外大学に進学というのはハードルが高いように聞こえるかもしれませんが、実際に細かいステップを踏んでいくと着実にその選択肢も視野に入るかと思います。海外大学に高校から直接入るのも良し、コミカレから編入するのも良し、さらにはそれらの可能性も吟味した上で日本の大学に入るのも良し。僕はすべての人に留学をお勧めするわけではありません。ただ、進学という側面一つから見ても海外留学に対する可能性は皆様方が思っている以上にあるということをシェアしたいと思います。近い将来、国内、海外問わず幅広い選択肢から進学先を選べる、そういう世の中になることを切に願っています。結果としてUBCに進学する日本人の方々が増えると尚更嬉しいです!

What's next?

これで僕の語学学校からコミカレ時代を綴ったUBC編入体験記を締めくくりたいと思います。今までご愛読頂いた読者に皆さま、本当にありがとうございました。今後はUBC,バンクーバーの現地情報、僕の近況のアップデート、さらには海外留学生のインタビュー特集記事まで幅広くやっていく予定です。今後ともこのブログのフォローをよろしくお願いいたします! 

*1:ここに脚注を書きます