新企画:Interview with people from UBC Japanese community !
新企画!Interview with Kyohei-san !!
皆さんこんにちは
留学経験者スタバを片手で歩きながら飲みがち
はいどーもKagawaです。東京も梅雨に入り、蒸し暑くなってきましたが、みなさま体調崩さず過ごされているでしょうか?
さて今回からは新企画Interviewを投稿していきたいと思います!
このブログのメニューバーの部分にあるInterviews(更新予定)の部分の企画ですね。やっとこのインタビュー記事を更新できること嬉しく思います。
インタビュー企画の内容
今回の企画でインタビューに協力して頂く方々の特徴としてUBCに正規または交換留学で留学された経験のある方、また日本で就職予定、あるいは既に就労されている方を対象に今後インタビューをさせていただいて、こちらのブログに投稿という形を取りたいと思います。
実際にUBC卒の多くの日本人学生が、日系外資関わらずトップ企業でそれぞれ活躍されています。
具体的に何を聞くの?という点に関しては
- その人が留学に至った経緯・動機
- 留学で学んだこと・変わったこと
- 留学経験を、どのように就活時やキャリアに結び付けたのか?
という3つのポイントを中心に聞いていきたいと思っております。
前置きが長くなってしまいました。それでは今回のインタビューに応じて下さった方をご紹介したいと思います。
Today's Guest: Kyohei さん
今回のゲスト、Kyoheiさんは現在早稲田大学商学部に4年生として在学中で、UBCには2017/2018年の期間に交換留学生として、留学されていた経歴を持たれています。卒業後は日系某大手電機メーカーに就職予定です。
今回はそんなKyoheiさんがなぜUBCに留学するに至ったのか、そしてUBCでの留学経験を通してご自身の中でどんな変化があったのか?そんな点を中心に伺ってみました。お楽しみください。
UBCに留学するまでの経緯
ではまず簡単な自己紹介をお願いできますか?
早稲田大学商学部4年生のキョーエイと申します。私は幼少期に7年オランダにいた経験があり、その後早稲田大学に進学し、在学中にubc に交換留学に行き、そこでkagawaに出会いました。趣味はサッカー観戦で、この趣味を通して、世界中に友達を作ってきました。本日は宜しくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。7年もオランダにいたんですか?!
そうなんです。親の赴任の関係で幼少期に2歳から9歳のときにオランダにいました。
その後、日本に帰国した後はどうだったのでしょう?
9歳の時に帰国し、高校から早稲田に入学しました。
なるほど。一度日本に帰国して、留学を再度意識したのはいつ頃だったでしょうか?
高校に入学してから、ずっといつかは留学したいと思っていました。その理由としては、幼少期からオランダにいた関係で、ある程度は英語ができて、中学、高校時代からは周りの友人からキョーエイは英語ができる奴だとチヤホヤされていました。 でもそれは日本人のコミュニティの中で相対的に自分ができると思われているだけであって、自分自身の中ではまだまだ全然ネイティブレベルではないと感じていました。そういった自分自身の想いと周囲の反応の差から、葛藤が生まれ、コンプレックスを持っていました。そうしたコンプレックスを打破したいという思いから、留学を志しましたね。
大学在学中に交換留学をすることは決めていたのですか?
そうですね。大学入学当初に所属していたサークルがあまりおもしろくなく、学生生活中に他の刺激を求めて、留学を目指したという経緯がありましたね。
UBCに留学をしようと思った経緯はいかがでしょうか?
元々ネイティブレベルの英語力をつけたいという想いから、英語圏で留学先を探していました。その中で自分が所属する商学部の提携校先の中から、所謂世界大学ランクの上位に入る、UBC,トロント大学、それから、テキサス大学オースティン校で悩みました。最終的にUBCにした理由は、西海岸という過ごしやすい気候面と、西海岸はアジア人が多いという印象を持っていたので、自分が馴染みやすいだろうという、今考えると浅はかな理由でUBCを選んでいましたね(笑)。
早稲田からUBCへの交換留学の仕方
早稲田の交換留学プログラムではなく、商学部のプログラムで行かれたのですね?
そうなんですよ。商学部からUBCは定員2枠でしたね。
狭き門ですね!アプライするにあたって、TOEFLの点数など必要要件はどんなものがありましたか?
まず応募するのにTOEFL90点が必要で、それを突破したら、面接という形でした。
それだと、だいぶTOEFLの点数でスクリーニングかかる感じですよね?
そうですね。実は早稲田の商学部で90点を突破している人はほとんどいなくて、その点数を持っていた僕はある意味留学先を選び放題って感じでした。
TOEFL90点なくてUBCに申請できる方法はあるのでしょうか?
そこは厳しく、90点がないとそもそも商学部から英語圏の大学に申請することは難しいです。90点に届かない方はヨーロッパなどの大学に申請し、授業は英語、現地での生活は現地の言語でとある意味二重苦をするような形になる場合が多いですね。
なるほど。まずはTOEFL90点を突破するということが大前提ですね。中々ハードルが高いですね。
そうなんです。僕と同時期に留学したもう一人の子も帰国子女だったですね。
奨学金に関してはいかがでしたか?
奨学金に関しては、僕の学部のプログラムでは早稲田でのGPAが2さえあれば、留学中に毎月8万円を支給されるというものがありました。
月8万円も?!それはかなりおいしいですね。
そうなんです。現地で年間400万ほどする授業料をその4分の1ほどの早稲田のレートでいけるのは大きいです。しかもGPAさえあれば奨学金も付きますし、商学部からの交換留学はおススメですね。
それは交換留学の醍醐味ですね。ちなみに奨学金っていくつか種類があると思いますが、奨学金の併用はできるのでしょうか?
それはできないので、申請した奨学金の中から高い支給額を自身で選ぶって感じです。
早稲田商学部からの交換留学の魅力
早稲田の中でも数多く留学プログラムがある中で、商学部の留学プログラムを選ばれた理由はなんだったのでしょうか?
主に2つ理由があって、1つは商学部自体の提携校の数の多さです。早稲田の学部の中でもトップレベルの海外大の提携校の数が一番多いです。2つ目に関しては、応募するにあたってのライバルの数の少なさです。例えば大学全体の留学プログラムで応募しようとすると、早稲田の全学部生が対象になるのでライバルが増えます。その中でも特に国際教養学部の生徒は英語力もあり、GPAも高い学生が多いので、彼らと椅子を争おうとなると太刀打ちできない場合が多いです。そう言った意味では商学部からの交換留学は英語力さえあれば、難関大学に留学できるチャンスはググっと上がると思います。
なるほど。英語力がある学生が、逆に商学部などの学部を通して交換留学申請をした方が、結果的に上位校に留学できるチャンスも上がるのですね。
そう!ですから留学を志している高校生には、早稲田の商学部を自信をもっておススメできます!(笑)
UBCでの経験:厳しい授業や課題を通して、自己鍛錬し、素直な姿勢に立ち返る。
次に実際にUBC全体の印象と、留学に行かれて良かった点を教えてもらえますか?
個人的にUBCでの留学を通して、すごく変わったなと感じるのが”素直になった”ことだと思っています。
素直になった?
そうなんです。UBCのような一流の海外大学での留学生活を通して、現地生に英語力やプレゼンなどのアウトプットなどの面から、到底張り合えないだろうというような敗北感を感じましたね。そこで今まで自分が持っていたちっぽけなプライドが打ち砕かれて、できないことはできない、やれないことはやれないというような素直な姿勢に行きつきましたね。
それだけ衝撃的だったのですね。
そうですね。自分の無力さを痛感しましたね。
授業スタイルや文化の違いも当然影響しましたよね?
そうですね、特に英語面で現地生に劣る点と彼らのアウトプットの上手さに圧倒されましたね。
その現地生との差を感じたからこそ、今キョーエイさんが持たれている謙虚さや素直さに繋がっているのですね。
仰る通りです。
素直になったという観点から、具体的に今に活きていると感じられるエピソードはありますか?
そうですね。就活中に自分の大学のキャリアセンターの就活対策イベントに参加した時の話なのですが、留学以前の自分であれば“自分は人より優秀だから””そんなイベントに参加しなきゃいけない俺恥ずかしい”みたいな変なプライドが邪魔をして、参加していなかったと思うんです。しかし今は就活において役に立つことは何でも受け入れて試してみようという素直な姿勢を取り戻したので、迷わず参加し、結果的に有益な情報も得られましたね。
帰国してからも留学で培った素直な姿勢は今現在にも活かされているのですね。
一番印象に残っているUBCの授業: "Business Communication"
UBCでの授業の中で、印象に残っているものはありますか?
海外大のビジネス学部の授業では必須である”Business Communication”という授業が印象に残っていますね。
どんな授業内容だったのですか?
効果的に人に伝える方法やプレゼンテーションの仕方をメインに学ぶ授業内容でした。具体的には“アイコンタクトが相手に与える影響”や“効果的なポスチャーの取り方・立ち方”などを学ぶのは新鮮な経験でしたね。
ほーそんな面白そうな授業があるのですね。その授業で最もチャレンジングな出来事はなんでしたか?
学期末に課題として課された”Impromptu Presentation” (即興プレゼンターテーション)が最も大変でしたね。
難しそう!その具体的な内容を教えて頂けますか?
40人ほどいるクラスの中で、1人1人前に立たされ、教授が与えたお題に対して10秒で考え、3分でプレゼンするという内容ですね。
TOEFL speaking のえげつないバージョンみたいですね。
そうですね。プレゼンの前日とかは緊張で寝付けなかったくらいで、人生で一番緊張したイベントでしたね。
結果的に上手くいきましたか?
無事に上手くできました。このプレゼンを終えて、もの凄い達成感を味わえましたし、何よりもその難しい授業に逃げずに出席し続けた自分を少し褒めたい気持ちになりましたね。
素晴らしい経験ですね。他にUBCで印象に残っていることはありましたか?
UBC全体としては、留学生の比率が高いので、商学部の授業においても画一的な視点ではなく、多角的な視点でコマースを学べた点は良かったです。
ダイバーシティ多様なUBCならではの経験ですね。
そうですね。授業での経験からでいうと、例えばある広告を分析するときに、多様性あるクラス構成などで、欧米系の学生とアジア系の学生とで違った視点や考察を同時に学べたのは、経験として大きかったと思います。
UBCでの思い出: 寮生活とスポーツ施設
素晴らしいお話ありがとうございます。では話を変えて、UBCで楽しかった思い出はありますか?
寮生活はめちゃめちゃ楽しかったですね。自分1人で生活スタイルを決めれるという点に加えて、自分の寮の仲間がものすごく良かったですね。一緒に授業に行って、勉強で疲れたら、みんなの部屋にすぐにいけるという環境はものすごく良かったですね。
キョーエイさんは日本では寮生活を経験されてないですもんね。刺激的な経験だったはずですね。
具体的なUBCで楽しかったイベントやお気に入りの施設はありましたか?
僕はプールがお気に入りでしたね。あんな広大でしかもジャグジーとサウナ付きの施設が無料で使えるなんて、日本ではあり得ないです。月に1度くらいしか行かなかったことを後悔していますね(笑)
僕も全然行かなかったこと物凄く後悔しています(笑)
後はサッカーですね。UBCには人工芝のサッカーのフルコートが何面もあって、その上にいつでもそのグランドを基本的に使えるという環境は最高でしたね。
それだけUBCは質の高い学習と充実したプライベートを提供できる環境が揃っているということですよね。
後サッカーのことを付け加えると、カナダはサッカー後進国なので、プレーしていると自分が相対的に上手く見えて、無双できる状態は楽しかったです(笑)。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
Kyoheiさんが留学に至るまでの過程で、様々な想いを抱き留学に至った背景がお分かりいただけたかと思います。
自身の中で挑戦を重ねていく中で、自分を磨き、等身大の自分を手に入れられたというのは、UBCで留学を経ての成果であったと言えるでしょう。
また、補足として早稲田の商学部からの交換留学が、コスパも良く、英語はある程度できる学生にとっては、難関大学に留学できる確率が比較的高いという点も、ここでおさらいしておきます。
次回も引き続きKyoheiさんのインタビュー第二弾。
今度は、留学経験をどう就活に上手く結びつけたのかという点を中心にお伺いしていこうと思います。
今回はこの辺りで。
See you next time !