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Interview with Joe-san :帰国子女こそ日本の大学を経由してUBCへ行くべし!

Interview with Joe-san :海外➡上智➡UBC!

 皆さんこんにちは。Kagawaです。最近少し投稿のペースが遅れてしまい、すみませんでした。投稿から遠ざかっている間は、色々していたのですが、主にこのブログのインタビューを様々な方に行っていました。

 今後とも随時UBC卒またはUBCに交換留学に行かれた社会人の方や、内定者の方へのインタビューをアップロードしていきます!

さて今回のインタビューのゲストは2017-2018年に上智大学からUBCに交換留学に来られた、Joeさんです。

Joeさんは幼少期から海外生活を経験し、中学1,2年の帰国期間を経て、大学入学以前まではまた海外におられた経歴をもつ、非常に国際経験豊富な方です。

そんなJoeさんは卒業後は日系の某メガバンクのグローバル総合職にて、来年4月から就労予定です。

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UBC愛満載の写真を提供してくださったJoeさん。今回のインタビューではUBCに交換留学に行かれるまでの経緯や、キャリア感・就活での苦労話など、様々なテーマに関して、お話いただけました!

いわゆる帰国子女の枠の中でも、日本人としてのアイデンティティを高めていかれたJoeさん。そんな国際経験豊富なJoeさんのような逸材でも、日本の就活ではどう自己PRをしていけば良いか相当悩まれていたそうです。

このインタビュー企画を通して、Joeさんのバックグランドや経歴に留まらず、キャリア感や就活の苦労話などへも切り込んでいこうと思います!

今回もPart I, II の二部構成。Part I ではJoeさんのバックグランドから、上智大またUBCへ交換留学した理由や、UBCへの印象をお聞きしたパートをシェアしていきます。

それではお楽しみください。

 

Joe's 自己紹介&Background 

本日はよろしくお願いします。簡単に自己紹介と経歴をお願いします

Joe

上智大学4年生のJoeと申します。小学校と年長の計7年間シンガポールのインターナショナルスクールで過ごして、中学1、2年は日本の公立の学校に通いました。その後中3と高校3年間の4年間は香港のインターナショナルスクールに在籍し、そのあと2ヶ月はベトナムで過ごしました。大学で上智国際教養学部に進学し、3年時にUBCに交換留学しました。1年間就活浪人をして某メガバンクグローバル職から内定を頂きました。

ありがとうございます。幼少期最初のシンガポールでの7年で自己形成されたところありました?

Joe 

そうですね。そもそも当時日本語で話すという概念がなかったですね。普通海外にいると日本語の補習校のようなものに行くんですけど、そういうの一切やっていなかったし、日本人も学校に1人もいなかったので。そうした環境で育ったので、僕は普通の日本人のような感覚はほとんどなかったと思いますね。

そんな中で、中学時代に日本に帰って苦労されましたか?

Joe

苦労しましたね。めっちゃいじめられましたね。こいつ違うや~勉強もできないしみたいな感じで。成績もひどかった。5段階中1か2でしたね。まあ半分以上自分の日本語理解不足のせいでしたけど。唯一の救いはずっと部活でサッカーやっていて、そこでのコネクションができたのはよかったですけどね。

そのタイミングでお父さんの海外赴任が決まって、また海外に行かれましたか?

Joe

そうです。当時の父親の仕事の関係で、また海外に行くことが決まりました。

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上智大進学の理由

Joeさんは結果的に長期間英語で教育を受けられてきた中で、日本の大学に進学された理由はなんでしょうか?

Joe 

主に2つ理由があって、1つは学費の面と、もう1つは自分のもっと日本のカルチャーを知らなきゃいけないというある意味義務感にも似たような気持ちでした。日系企業に就職したいなあという気持ちが当時からあったので、キャリア的に備えていく上でも、あのタイミングで日本に帰国することは、自分にとって必要なことだと思いましたね。

 

ー上智の国際教養学部帰国子女しかいないような特殊な学部のようなイメージですが、いかがでしょうか?

Joe 

そうですね。勉強も海外大のような感じで、ディスカッションメインで課題の量も多いです。その環境のおかげで、課題の量とかUBC行っても大変だとは思いませんでした。

同じ上智でも、そこだけは違うカリキュラムなのですね。その学部に入学したい場合、北米の大学に入る準備をしておけば、国内大の入学もできるということですね。上智以外に他にも対策はしていたのですか?

Joe

上智しか見ていなかったですね。トロント大学にも合格していましたが、その選択肢はあくまでもバックアップとしてなので日本の大学の上智に行くことにしました。

日本にも国際系を強化する大学が多い中で、なぜ上智大にしたのですか?

Joe 

そもそも国際教養学部というのは、早稲田と上智にしかありません。学部の英語レベルは上智の国際経学部は、帰国生しか在籍していないという理由から、必然的に高いと思います。僕は大学で英語に関しては、高いレベルでやりたかったので上智の国際教養学部に行きました。

交換留学先をUBCにした理由

ー本当に特殊な理由で上智を選んだのですね!そこからなぜUBCを交換留学先に選んだのですか?

Joe 

1番の理由は、レベルの高い大学に留学したいという強い気持ちが高かったからです。後は香港にいた時に通っていたインターナショナルスクールがカナダ系の学校だったのでカナダに親しみがありました。あとは21歳までお酒が飲めない国には行きたくなかったというのもあります(笑)。そのせいで、アメリカを選ぶことはなかったですね。あと僕は経済経営戦略を専攻していたので、UBCはそうした意味でも上智の提携校の中でも一番レベルの高いビジネススクールでしたし、経営系の授業を勉強したいと自分が思っていたので、凄く良い選択肢だったと思います。

後留学しようと思った理由としてあるのは、海外大学にいる高校時代の友達と連絡を取っている中で、自分は日本で勉強が足りないなという気もしました。交換留学なら自分のバイトで100万くらい貯めていたので、親にあまり負担かけずに行けるかなと思って行きました。

留学のプログラムというのは学部を通してですか?

Joe 

上智の留学センターを通して留学をしました。UBCでの留学時の授業料は自分が通っている国際教養学部と同じレートで支払いました。

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 UBCの魅力

ーではUBCに行かれて具体的に良かったところはズバリ何がありましたか?ご自身の勉強面やソフト面で何か変化したところはありましたか?

Joe 

勉強にはかなりこだわっていました。UBCでもSauder の環境は学内でもかなりcompetitiveというところで有名ですけど、そこの環境で自分はぜってぇ負けねえという気持ちでいました。結果的に留学して最初の学期で、4つ中3つAで1つBで納得できる成果は出せましたね。留学期間中はとにかく、work hard play hardを意識していました。飲むときは飲むし、勉強するときは勉強する。ワークライフバランスは充実していて、とにかく留学中は楽しかったです。

ー留学中苦労された点はありましたか?

Joe 

苦労した点に関しては、自分は言語面においては特になかったし、どうしたら友達ができるとかもわかっていたので、一般的にいう苦労話はそこまでないです。逆に就活時にこの質問をよくされて、あまり良い答えが出せなくて苦労しました。

人として変わったのは、自分が負けず嫌いであるということを改めて実感したことです。僕は国際教養学部なのに経営学部に留学したので、経営学の知識は周りの学生と比べて劣っていました。ただそれを言い訳にするのではなくて、負けずに頑張ろうという意思が強かったです。

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ー授業で印象に残っているシーンありますか?

Joe 

International Managementという授業のグループワーク時に、グローバル企業のWalmartが新しい国に進出するならどの国に進出するべきかという課題がありました。周りはEconomic Policyとか、governmental policyとか、市場の成長率とかみんな調べているけど、僕は最初どんな切り口でディスカッションを進めれば良いか全く分からなくて、そもそもそうした調べ方の手の付け方が分からない状況でした。

Governmentの資料とか読んでも何を言っているのかわからないし。でも諦めずに試行錯誤していたら、文化の調査という観点なら俺でもできるのではないかと思いました。フィリピンやインドネシアとかマレーシアなどの東南アジアの国は自分にとってゆかりのある土地でしたので、そうした国の異なるカルチャーにフォーカスした自分のレポートは、グループワークに貢献できたし、現地生と違った視点を提供することで、自分自身のバリューを出せているような気がしました。

 ー物凄く社会人になっても通じるものがありますね。UBCの施設やイベントなので何か印象に残っているものはありますか?

Joe

UBCはとにかく"work hard play hard"できる環境が整っていることが素晴らしいです。特に勉強する環境がめちゃくちゃ充実していますよね。24時間やっている図書館とか日本の大学にはないですし。上智の国際教養はめちゃくちゃ大変と言われていますけど、今思えばUBCと比べるとへっちゃらでした。成績を維持するという面で言うとUBCの方が大変でしたね。強いてUBCの悪い点を言うと、UBCの教授は全般的に多忙で、多くの学生がオフィスアワーに質問に行くので、教授へのアクセスという点でいうと悪かったかなあと思います。

ただ一方でfacility面では最高でした。ジムも近いし、サッカーもできる環境があって、プールもある。キャンパスにクラブがあるのも良くて毎週行っていましたね。飲んで、友達作ってはしゃいで(笑)。そうした切り替えが出来て、メリハリがある学生生活を送れるのがUBCの魅力だと思います。例えば9時くらいまで勉強して、学生寮に荷物を投げて、よっし行くぜってきりかえて、クラブ行って、翌朝は二日酔いでジム行って汗流して、勉強してという感じ。(笑)

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UBCには学生が割安で通えるメインジムがキャンパスに2つあります。UBCの学生(交換留学生も含む)と8か月80カナダドルというお得さ!写真は2年前に新設されたARCという新しいジム

ーすごい笑。そんなことできない(笑)

Joe

ジムは最高(笑)。後は友達にいつでもアクセスできる環境があるというのも良かったですね。個人的には日本人の友人ができたことは良かったです。日本人の海外経験のない友達って今まで1人もいなかったので。

そうした意味でもUBCでの留学を通じて、彼らのような日本人の留学生と繋がりを持てたのは、自分にとって大きかったですね。具体的には、困っている彼らに現地の情報や宿題などを手伝いました。逆に自分が日本に帰ってから、就活時などで彼らに大変お世話になってという、帰国後も続くいい関係が築けましたね。上智のコミュニティに留まっていたら絶対会えないような人たちと出会えて、良いコネクションができたと思っています。

 おわりに

いかがでしたでしょうか?

Joeさんのような海外経験が豊富でありながら、あえて日本への本帰国という道を選び、己を磨き続けてこられる姿は、帰国子女の学生さんにも極めて参考になる姿勢なのではないでしょうか。

後はUBCでのwork hard play hard という海外大生の”できる姿”を追求されてきたJoeさんのストイックさは一個人として尊敬できる姿でした。

次回は、引き続きJoeさんのインタビューの後編のPart II! 

次回は今回の内容と打って変わって、Joeさんの日本の就活時苦労話や、いかにして第一志望のメガバン、グローバル職から内定を勝ち取ったのかにフォーカスを当てて、皆さんにシェアしていこうと思います!

それでは、今回はこのあたりで。

                                                                                                 See you guys next time !