My College Life in Vancouver :UBC ぶろぐ

カナダUBC留学✖キャリア情報@トップ企業✖その他いろいろ情報提供ブログ

Interview with KSさん:ボスキャリ経由製薬会社でのキャリア

今回は、2017年にUBCを卒業して、現在は大手のTM製薬で働いている、KSさんにインタビューをしてみました。

 

KSさんは、イサムと同じで海外経験が人生の半分以上を占めています。

生まれは日本ですが4歳からずっと海外で、オーストラリア、ブラジル、カナダの3ヶ国に滞在した経験があります。実はイサムもKSさんには中学生の頃ブラジルでのソフトボール大会の遠征で出会っており、今回のインタビューを依頼したときは不思議な縁を感じました。

今回はKSさんが留学や海外経験から何を学んだのか、それが現在のお仕事をこなしていくときや就職活動をする上でどのように活かされているのか聞いてみました。

 

f:id:makoto6663:20190630233819j:plain

 
イサム
ではまず簡単な自己紹介をお願いできますか?
 
KS
TM製薬のKSと申します。今いる海外事業推進部というところにおります。入社は去年の4月で、現在1年と1ヶ月が経ちました。2017年のボストンで初めて就活をして、製薬会社に内定をいくつかいただいて、そのうちの1つに勤めております 。
 
イサム
KSさんは、製薬会社さんしかみなかったんですか?
 
KS
そうなんですよ。生物学を学んでいたので、何かしら自分が読んでいた論文が役に立つ職業が良いと思って選びました。製薬業界なら生物学と密接な関係もありますし。でも製薬業界だけではなく、一応、銀行や証券会社なども受けたんですけどね。数字関連であれば理系なら通用すると思ったんです(笑)。
 
 
イサム
それを聞くと結構さまざまな業界を受けていたように感じます(笑)
 
KS
まわりのUBCの人に比べて就活はしなかったですね。でもなんとかなるもんだなって思いました。
 
 
イサム
へ〜そうなんですね。就活で留学経験が活かされたなと感じたことはありましたか?
 
KS
私の場合留学っていうより在学ですからね。日本に住んだ年数より海外に住んだ年数が多いので、海外の文化を経験してきて、日本には見えないことを色々と見てきたのかなってのはあります。そういった意味では、今いる部署、海外事業推進部というのは、日本の中に事業を推進するより、海外に事業を展開しています。そういう意味ではとても留学経験が役に立っているのではないかと思っていますね。これは本当に例えばなんですけど、私の強みとして、言語が話せるということがあります。ブラジルにも住んでいたから、ポルトガル語は日常会話レベルも話せるので、南米の事業など、英語圏以外の他国にも目を向けることで視野を広げることができます。
個人的に3ヶ国いた経験から、いきなりASEANの事業を見ろと言われてもそんなに苦ではなかったですね。似ているところも国によってはあるし、違うところもあるし、そういうのをわかっているから受け入れやすいんですよね。そういう受け入れっていうのが、日本人にとってこの文化はあり得ないと思うかもしれないけど、ブラジルやカナダに住んでいると自然とその受け入れ感が他の人より結構あるなと思います。
 
 
イサム
なるほどお。
 
KS
海外事業推進部ってどういう部署かってよく聞かれるけど、海外の事業を推進するってどういうイメージがあるかな?
 
 
Isamu
製薬会社が作った薬を海外に売る?とかですか??
 
KS
それがベストではあるけど、必ずしもそういうものではないです。薬ってのは開発に時間がかかるんですよね。8年から10年くらいは絶対かかかり、そう新しくは生まれない。新薬の開発の可能性が少なくなっているので、日本にとって製薬会社は厳しくなっているんです。海外事業というのはいかに海外で開発でしている薬を日本に持ってきたり、またはそれをまわりのアジアの国に展開したりとか、そう行った自分たちの強みを出しながら推進展開していくってのも海外事業推進部の役割です。それだけでなく、海外に展開するにあたって拠点を作る。現地の人を採用するにあたって、現地の人の教育をする。そういった現地の人や駐在員のサポートをする。海外の何かしらに繋がる幅広い業務があるんですね。
 
 
イサム
へえ。すごいですね。ちなみに、内定をいただいた時点でその部署で働くことは決まっていたのですか?
 
KS
そうですね。この会社ではそういう目的で入っています。今の所は自分にすごい合ってるのかなって思います。薬っていうのは海外と日本ではルールは違うし、勉強することが会社ではあるけど、それなりに会社もサポートをしてくれます。そういうサポートを受けながら頑張っています。 
 
 
イサム
就活でどういう自己PRをしてましたか??
 
KS
正直あんまり覚えてないです(笑)。海外の経験で色々な文化を受け入れることができるとかそう行った全体の視野を自己PRに入れた覚えはあります。
 
 
イサム
俯瞰的に見れるってことですよね?それって海外経験でついたと思いますか?
 
KS
どうだろう。4歳の時から海外いるから、自分は海外にいって変わったっていう自覚はないです。国によって文化も変わりますしね。たとえばブラジルにいた時はすごいまわりの人が明るかったから、その時に、日本人はくらいじゃないですか、ブラジル人はすごいフレンドいーで積極的なんですよね。そう行った文化に影響されたこともあるんですよね。
  
イサム
へえ。大学では主にどんなことをされていたんですか?
 
KS
勉強したり、遊んだり、カナダを満喫をしたりしていましたね。カナダにいることによって中国人やインド人やタイ人や台湾人などと色々な人脈もできましたし、今でも連絡とっている人もいます。バンクーバーってカナダの中でもいろいろな国の方が多いので、UBCは特にインターナショナルでとてもいい大学だと思いますよ。
 
イサム
これからはどのようなキャリアパスを考えていますか?
 
KS
まだ2年目なので、任された仕事は確実にミスなくこなすことだと思います。それに加えて色々な業務や勉強をしつつ、少しでも海外での駐在とかそういうものを視野に入れて努力をすることですね。次の目標は海外授業にいるなら駐在に行きたいなと思ってます。駐在に行くにはある程度の国の知識も必要ですし、海外で何をしたいかという明確なイメージもないといけない。そういうものも考えな柄毎日会社に行こうと思っています。
 
イサム
本日はお忙しい中ありがとうございました。
 
KS
こちらこそありがとうございました。イサムくんもブログ頑張ってね!
 
いかがだったでしょうか。KSさんの言葉からは1つ1つ仕事の意味などが感じられ、重みがありました。海外経験が長い方ではありますが、日本語も完璧に使いこなし、謙虚な態度も日本人らしく、とても溶け込んでいらっしゃるなあという印象を受けました。
次回は、似たようなバックグラウンドを持っていますが、また違った就職活動をされた先輩にインタビューをしたいと思っています。
 
乞うご期待!